
「頑張っているのに何やっても痩せない…」
「20代の頃と同じ方法ではもう落ちない…」
40代女性の多くが、この悩みに直面します。
ですが結論から言うと、40代で痩せにくくなる理由は「年齢」ではありません。
本当の原因は、①代謝の低下 ②腸内環境の悪化 ③血糖コントロール(耐糖能)の低下という“3つのシステムの乱れ”です。
この3つが整うと、無理な運動や食事制限をしなくても、体脂肪は自然に落ち始めます。
この記事では、40代女性が痩せない本当の理由と、今日からできる改善策を専門家の視点からわかりやすく解説します。
① 代謝の低下|筋肉ではなく「代謝システム」が落ちている
40代女性が「代謝が落ちた」と感じる時、本当に落ちているのは筋肉量ではなく、代謝システム全体です。
40代で落ちる代謝の正体
- 基礎代謝の低下(睡眠・ホルモン・ストレスの影響)
- NEATの低下(疲労・肩こり・姿勢の崩れで活動量が減る)
- 神経の出力低下(体が正しく動かず、エネルギー消費が減る)
- ホルモンバランスの変化(脂肪がつきやすく、落ちづらい)
特に重要なのは神経の出力です。
神経の反応が落ちると、筋肉がうまく働かず、運動しても消費が上がらない「頑張っているのに結果が出ない状態」になります。
改善策(今日からできるもの)
- 朝の代謝スイッチ(歩行 × 光 × 水)
- 浅い呼吸 → 胸郭を広げる練習
- 睡眠の質を上げる(最重要)
- 神経アクティベーションで“使える体”に戻す
代謝システムが整うと、同じ生活でも燃える量が増え、自然に痩せやすい体へ変わります。
② 腸内環境の悪化|「痩せるホルモン」が出ていない
40代女性の多くは腸が弱っています。
腸内環境が悪化すると、痩せにくい理由は次のとおりです。
腸が悪いと太りやすくなる理由
- 栄養吸収が低下 → 疲れやすくなり活動量が減る
- 便秘・ガス・むくみ → 体重が落ちにくい
- GLP-1(痩せるホルモン)が不足
- 慢性炎症 → 脂肪を蓄えやすくなる
特に重要:GLP-1(痩せるホルモン)
GLP-1は腸から分泌されるホルモンで、
- 食欲を抑える
- 血糖を安定させる
- 脂肪を燃えやすくする
腸が弱ると、このGLP-1がほとんど出ません。
改善策
- 食物繊維を“順番”で摂る
- よく噛む、消化力を上げる
- 発酵食品と水分を適切に
- 腸タイプ別のアプローチ(SIBOなど)
腸が整うと、むくみが取れ、食欲も落ち着き、「勝手に痩せる体」の土台ができます。
③ 血糖コントロール(耐糖能)の低下|40代女性が最も太りやすくなる理由
40代女性の体重増加の多くは、実は血糖値の乱れが原因です。
血糖が乱れると何が起きる?
- 脂肪がつきやすい
- お腹まわりが落ちない
- 甘いものの衝動が止まらない
- 食後に眠くなる・動けない
原因は“糖質の量”ではなく、糖を処理する力(耐糖能)が落ちていることです。
耐糖能が落ちる理由
- 筋肉の反応低下(インスリン感度の低下)
- ストレス・睡眠不足
- 腸内環境の乱れ
- 20代と同じ食べ方・生活
改善策
- 食べる順番(野菜→タンパク質→炭水化物)
- ゆっくり食べる・よく噛む
- 朝の軽い運動(インスリン感度UP)
- 姿勢改善と神経アプローチ
血糖が安定すると、驚くほど体脂肪が落ちやすくなります。
まとめ|40代はまだ変われる。むしろ“今”がチャンス
40代女性が痩せない本当の理由は、
- 代謝の低下
- 腸内環境の悪化
- 血糖コントロールの乱れ
この3つを整えると、努力量はそのままでも「勝手に痩せる体」に戻ります。
Slimitでは、40代の体に合わせた「神経×姿勢×腸×血糖」の統合アプローチで、運動が苦手な女性でも無理なく続けられるプログラムを提供しています。
この記事を書いた人|Slimit 代表 大高 俊

変われない人の為のダイエット専門パーソナルトレーナー。
神経・腸・姿勢・生活習慣を統合した“ゆっくり確実に変わるダイエット”を提供。
これまで500名以上の「変われない人」を成功へ導く。