
続かない人には、いくつかの共通する“ズレ”があるだけです。
この記事では、水戸で多くの方のサポートをしてきた現場経験をもとに、
「パーソナルジムが続かない人の共通点5つ」と、今度こそ失敗しないための考え方をわかりやすく解説します。
なぜパーソナルジムは「続かない人」が多いのか?
パーソナルジムは「結果が出る」「マンツーマンで安心」と言われる一方で、
実際には途中でやめてしまう人も少なくありません。
その理由はシンプルで、ジム選びやスタートの時点で“無理が組み込まれている”ケースが多いからです。
まずは、続かない人に共通するポイントを見ていきましょう。
共通点①|最初から「頑張る前提」で考えている
「週2回ちゃんと通おう」
「食事も完璧にやらなきゃ」
こうした気持ちは素晴らしいですが、実は挫折の原因になりやすいです。
特に仕事・家事・育児で忙しい方ほど、
“頑張れない日が出た瞬間に自己嫌悪→フェードアウト”という流れに陥りがちです。
続く人の共通点は、「頑張らなくても続く仕組み」を最初から選んでいることです。
共通点②|自分の体の状態を理解しないまま始めている
年齢・運動歴・過去のケガ・睡眠・ストレス。
体の状態は人それぞれ違います。
それにも関わらず、
・いきなり強度の高いトレーニング
・体のクセを見ないまま同じメニュー
を行うと、疲労や痛みが溜まり、続かなくなります。
続く人ほど、「まずは整える」「今の体に合うことだけやる」というスタートを切っています。
共通点③|「短期間で変わること」を期待しすぎている
「2ヶ月で10kg」
「一気に人生変える」
こうした言葉に惹かれる気持ちは自然です。
ただし現実には、短期間で無理に変えた体は反動で戻りやすいのも事実。
続かない人ほど、結果が出る前に
「思ったより変わらない」
と感じてしまい、やめてしまいます。
一方で続く人は、「小さな変化を積み重ねる視点」を持っています。
共通点④|生活リズムとジムの相性を考えていない
どんなに良いジムでも、
・通うのが大変
・予約が取りづらい
・生活動線からズレている
と、自然と足が遠のきます。
これは性格の問題ではなく、設計の問題です。
続く人は、
「無理しなくても通える距離・頻度・時間帯」
を基準に選んでいます。
共通点⑤|「相談できる空気」がない
実はとても多いのがこの理由です。
・疲れていると言いづらい
・食事が守れなかったと言えない
・不安を相談できない
こうした状態が続くと、ジムに行くこと自体がストレスになってしまいます。
続く人は、「できなかったこと」も安心して話せる環境に身を置いています。
今度こそ失敗しないための考え方
パーソナルジムを続けるために必要なのは、
気合でも根性でもありません。
- 頑張らなくても続くペース
- 今の体に合った内容
- 長期視点で見てくれるサポート
- 相談しやすい空気感
この条件が揃えば、
「気づいたら続いていた」
という状態になります。
Slimitが「続く人」を増やすために大切にしていること
Slimitでは、無理に通わせることや、短期的な結果を煽ることはしていません。
それよりも、
・今の生活にどう組み込めるか
・どこまでなら無理がないか
・続けられる形は何か
を一緒に考えることを大切にしています。
「続かなかった経験があるからこそ、次は失敗したくない」
そんな方にこそ、知ってほしい考え方です。
まとめ|続かなかった過去があっても大丈夫
パーソナルジムが続かなかったのは、あなたのせいではありません。
合わない設計だっただけです。
正しい環境とペースを選べば、
運動が苦手な人でも、忙しい人でも、必ず続けられます。
「今度こそ、自分に合うやり方で変わりたい」
そう思った時が、ちょうど良いスタートのタイミングです。
この記事を書いた人

大高 俊(Slimit代表)
パーソナルジムSlimitを水戸で運営。
「頑張らせない」「トレーナーに依存しない関係性」を軸に、運動が苦手な方・続かなかった経験がある方のサポートを専門とする。